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読書レポート_三村/No54


『放っておく力』 桝野俊明 著

放っておくのは意外と難しい。気にしないといっても色んなことを全く気にしないで生きていくのは不可能。でも気にしすぎてしまうと疲れてしまう。著書では放っておいていいことは放っておこうという視点で、もっとドライでいい99の理由などが紹介されているが、期待しすぎないというのも1つ。人や自分に期待しすぎると期待通りにいかなかったときにストレスを感じてしまう。ずっと頑張って走り続けることは難しいので、期待しすぎない=ハードルを下げれば、たまに誘惑に負けてしまう自分、失敗する自分というありのままの自分を受け入れることにつながる。また理解できないなら放置するというのも印象的。どうしても理解できない、分かり合えないという人、もの、ことは存在する。これの究極の解決策は放置すること。放置と聞くとネガティブに聞こえるかもしれないけど、放置することは他者に寛容になると言える。このほか様々なことが書かれていて、どれもなかなかできないことではあるが、自分にとってプラスな情報、人間関係だけを集めて、ネガティブな情報、人間関係をシャットアウトしたり放っておくことが幸せに生きるヒントになる。

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