読書レポート_藤井/No36
- 2020年01月31日
- 藤井 まどか

『「いいね」を購入につなげる』 奥ノ谷圭祐 著
SNSが情報収集の主流になってまだ数年です。たった数年ですが、これまで広告の主流だったテレビCMや紙媒体の下落振りは誰もが知るところになりました。自身で会社を立ち上げ、ブランディングも広告もSNSを主体に進めて成功した奥ノ谷さんの著書からは、「売れる商品=共感度の高いもの」という現代の理論を改めて学ぶ良い機会でした。誰かに「喜んでもらいたい。役に立ちたい。楽しんでもらいたい」という根底の想いがあってこそ、初めて「じゃあこの商品なら、その想いが実現するな」となり販売というビジネスに繋がるとありました。その想いを実現する商品が、更に自分の好きなものや得意なものであるほど、共感を得られやすい。奥ノ谷社長の場合はファッションだったわけですが、当社のリラクスやセレクトも同じです。その上で、現代のSNSを利用するのであれば、SNS上でこそ、お客様に手紙を書くように想いを語らなければいけない。とあります。便利になりすぎた世の中だからこそ、相手の感情や気持ちが見えるような文章、画像に人は惹かれるのだと再認識した部分です。それが、見ている人からの共感を得られるポイントにもなります。お手軽ゆえに、簡単な投稿やルーチンになりやすいSNSです。実際私自身にも身に覚えがあります。本書を読んで、仕組みや定例作業以上に、「人間味のある投稿」をすることが、「いいね」から「購入」に繋がる重要箇所だと学びました。当社でもお客様へのお礼状を手書きでお送りしたりしています。SNSも同じお手紙だと認識して、お客様の顔を思い浮かべながら商品を紹介していきます。