読書レポート_三谷/No43
- 2020年08月31日
- 三谷 浩之

『もっと幸せに働こう』 MB 著
ファッションバイヤーとして活動している方の本。普通のアパレルショップ店員だった著者が独立してメンズバイヤーという名義でメルマガを発信して多くの人たちにおしゃれを伝えている。本書は普通の人が大きな成功をつかむための仕事の向き合い方が書かれていて参考になる点が多かった。本書の中にも「行動を変えなければ結果は絶対に変わらないのに、人間の本能が動きを鈍らせてしまう」という言葉がある。私もよく社員に「結果を変えたければ行動を変えなければいけない。頑張るなど精神論では現実は変わらない。行動を変えなければ結果は変わらない」と口酸っぱく言っている。このワードは当社の社員なら社長がよく言うことだなと思うほどに伝えていることだ。やはり何もないところから何か形を作った人は同じような考え方なのだと思った。私もそうだが、地位も名誉もお金も学歴も何もないわけだからじっとしていても現状は何も変わらないということは自分でもよくわかっていた。誰かが自分に都合のいいことを与えてくれるわけではない。だから理想を抱いてそれを実現しようと思ったから起業した。まずは理想を想像してそれが現実になるように行動を始めないといけない。誰でもこんな風になりたいなぁというのはあると思う。それでいいからそれになるためにできることを行動に移すことが大切である。その小さな一歩で僅かでも確実に何かは変わる。自分ができることをまずやってみようとするその行動しか未来への突破口は無いのだと思う。本書にあるように人間のこのままでいたいという本能によって、やりたくないことや怖い時もあるけれどそこを一歩踏み出す勇気を持つことが大切だと自分自身でも改めて感じた。理想を現実にすることは大変だが、その過程で素晴らしい体験を得られるし、描いた何かを形にできた時の喜びは自分の人生にとても有意義なことだと思う。