読書レポート_三谷/No50
- 2021年03月31日
- 三谷 浩之
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『伸びる会社は「これ」をやらない!』 安藤広大 著
ビジネスにおけるマネジメントのやり方を識学という考え方に体系的にまとめた本。全てにおいて賛同できるかどうかは別として、共感できて必要だと思う考え方はたくさん学べた。当たり前の考え方をそのままマネジメントに当てはめているのでとてもわかりやすいが、当たり前すぎるがゆえにドライに捉えられ敬遠される考えもあるかもしれない。その中でもなるほどと思うところと、耳が痛いなぁと思うところがある。この部分が自分の弱いところなのだと認識できる。例えば部下の仕事に細かく口を出してはならないという点。以前に比べては言わなくなったと思うが、目に入ればどうしても言ってしまうことがある。この弊害はプロセスに口を出しすぎると、社員に社長が言ったからという言い訳の材料を与えたり、自分で考えて行動することができなくなってしまうこと。マネージャーならプロセスに付き合うことも大切だが、社長の立場の今は結果に着目した社員とのやりとりが大切だと改めて感じた。その他言葉の定義として「成長とはできないことができるようになること」とあった。部下を成長させるにはなにができないことかをまず認識し、それをできるようにすることが必要。そのような視点で社員ひとりひとりの成長をサポートしていく。マネジメントの参考になることが多く学べる一冊だった。