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2019.03.03 Sunday | Mind

チームは個人の長短を埋める

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷です。

チームというのはすごいモノだ思います。チームと言っても少人数から大人数まで幅が広いと思いますが私がここでいうチームとは、自分以外の誰かと同じミッションをクリアするために力を合わせている複数人のこと。共通ミッションがあれば友達、配偶者、同僚全てのカテゴリでたとえ2人だとしてもチームです。

会社を舞台に考えれば、その会社の理念や事業や何かしらに共感して入社した社員達は全員その会社を軸としたチームです。その会社の業績を上げてその会社の価値を高め自分たちの生活も潤う。よって当然全員が同じミッションを持ったチームメイトです。
そしてその会社の中にも、〇〇部、〇〇課などの部署があり、正式なものでなくても〇〇先輩と〇〇君のペアとかの2人以上のチームがあります。その小単位ごとにも「〇〇部の今期の目標は・・」とか「〇〇君の新人賞受賞のために・・」とかいろいろなミッションがあるはずです。会社中の小さなミッションの結果の集大成が会社の業績として反映されます。

<ケース1> 
 〇〇部 ⇒ 営業力が強い特色がある(長所)が、訪問先の情報の量が少ない(短所)
 △△部 ⇒ 人手不足で困っているが(短所)が、訪問先リストは豊富にある(長所)

<ケース2>
 〇〇先輩 ⇒ 商品知識は一流(長所)だが、業務過多で営業時間が割けない(短所)
 △△君  ⇒ 新人で外回りが仕事の中心(長所)だが、知識、経験が乏しい(短所)

<ケース3>
 〇〇課 ⇒ 技術者集団で技術力が高い(長所)が、対人折衝能力が低い(短所)
 △△課 ⇒ 営業集団で折衝能力が高い(長所)が、技術詳細の説明が弱い(短所)

これらのケースのように、社内にはいろいろな特性、特技を持っている部、課があり、そこにいる人それぞれをフォーカスすればさらにわかりやすい個人の得意不得意が存在します。

上記のケース1~3も部、課、個人の枠を超えれば、それぞれでは解決できなかった問題がきっと解決できます。ケースごとにある2つの力を合わせれば、それぞれの長所と短所を補い合っていることは明白です。

「チームは、個人の長所と短所を埋め合わせ、短所を消し、長所をさらに研ぎ澄ませる」

ただ時に、社内や個人は自分の見える範囲だけを尊重するセクショナリズムを発生させます。しかし冒頭に書いたように大きな視野で見れば同じ会社のチームメイトです。全ての垣根を越えて力を合わせ全体のミッションをクリアすることが大切なことです。

またそれぞれの多様性を認め合わなければ、同じチームとして力を合わせることはできません。人間ですから「あいつに協力しよう」「あいつには協力したくない」そんな感情は必ず出ます。先に述べたことと矛盾しますが「みんなでミッション解決のために協力し合おう」と言っても、無条件の綺麗事だけでは人は動かないという事実はあります。もし動いたとしても嫌々ならば最高のパフォーマンスは発揮できないでしょう。だからこそ普段からの人同士の繋がり、接し方、態度、信用、志などが重要で「あの部署のためなら協力するか」「あいつのためならやってやるよ」と周囲から思ってもらえる日々の言動はとても大切です。

そしてもう一つ大切な事実は、人には必ず長所と短所、得意なこと不得意なことがあるという事実。だから自分の短所にあまり目を向けなくてもいいと思います。大半の人は2人以上で構成されるどこかのチームにきっと所属しているはずです。その時は遠慮せず自分の短所は他のチームメイトに補ってもらいましょう。「俺はダメだ~」なんて思って下を向く必要はありません。どんどん頼れば良いのです。その代わり自分の長所で誰かの短所を補える時は率先してその人の短所を消し去ってあげましょう。

個人でも会社でもそこにある長所も短所も全てが個性です。
それらを駆使して助け、助けられ、短所を消して長所を研ぎ澄ませる。
チームがあるということ自体がありがたいことだと忘れてはいけません。
普段なにげなくそこにいるかもしれませんが、チームは自分の短所を消し去ってくれる上に長所を引き延ばし1+1が2以上になる力を秘めているのです。

忘れるな!チームはすごいぞ!!
チームの力を最大限に伸ばそう!!

 

 

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