共通点と親近感の関係
こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。
ビジネスだけにとどまらず良好な人間関係は人生の中で大切な要素です。よく言われることですが人は一人では生きていけません。だから信頼し合える人と生涯でたった一人でも出会えることができれば、その人の人生はとても良い人生だと思います。
量の問題ではなく質の問題であり、そのような人と出会って長期良好な関係を築くことができればそれは何よりも大切な宝となります。日常で当たり前になってしまうその宝物を改めて大切にした方がいいですね。ということで誰かとの良好な関係があることは、人生を温かく、鮮やかに、美しくすること間違いなしと私は思います。
とは言え、そのような人との出会いも最初は「はじめまして」の知らない人同士の出会いから始まります。直感的に空気感が合うというような本能的なこともありますが、多くの場合それは無意識に相手との共通点を見出しているはずです。なぜなら人は共通点があれば親近感が湧く生き物だからです。ということは、共通点を見つけてお話をすればもっと仲良くなれるということです!
日常生活においても周りを見渡せば自分と共通点がある人は無数にいます。
例えば「人間である」「同性である」「日本人である」などなど。
もう少し掘ってみれば「車に乗っている」「歩いている」「鞄を持っている」「髪が長い」「眼鏡をかけている」などなど。
言葉を交わしてみれば「方言が同じ」「話すスピードが近い」「声量や音域が近い」などなど。
さらに話題を掘ってみれば「出身地が同じ」「学校が同じ」「職業が同じ」「家族構成が同じ」「利き手が同じ」などなど。
さらに深く個人的な話題を掘り下げれば「趣味が同じ」「癖が似ている」「夢が同じ」「好きな食べ物が同じ」などなど。
もう言い出したら無数です。書ききれない!
ですがこれは最初に言ったように普段の日常生活の場面なら「別にそれがどうした?」という内容も含まれています。人間だとかどうとかそんなのは「そりゃそうだろ」「そんなこと当たり前だろう」と思うかもしれません。
しかしそれは違います。
興味深いことに共通点は場面や状況によってその威力が違います。
想像してみてください。
無人島で人と出会ったら、「うわー、人間だー!」って思うでしょ。
相手も思います。「やっと人と出会えた!」ってテンションが上がるはずです。
もしそれまでに無人島で怖い思いをしていたらハードルが高すぎて警戒心が上がる可能性もありますが、少しハードル落として人間がどこかにいる前提でアマゾンで迷子になっている時に人間と出会えたら。。
きっと安堵と喜びで感動して抱きつきます!
海外で日本人と出会ったら…。
地方の出身者が上京後に同じ出身地の人と出会ったら…。
(これは18歳の時に東京に上京した私も体験したことあります)
同じ出身地じゃなくても、四国というだけでもかなりの親近感です。
(これも自身で体験済)
場面と状況が変われば出身地が同じと聞くだけで
「おー。同じだね!」って握手するくらいのテンションもあり得ます!!
しかし生まれ育った実家の近くでその人と出会っても特に衝撃は無くきっと握手などしないでしょう。
社会に出て知り合った人と同じ高校だったと聞いたら…。
年齢が同じだったら…。(昭和〇年会みたいなのも実際ありますよね)
友達が共通だったら…。
場面と状況で感動の度合いは変わりますが、間違いなく人は自分との共通点があれば親近感が湧くのです。状況次第では「人間」というだけでもかなり距離が縮まるという事実。
そして同時に安心感も湧きます。
人の紹介でも「あの人に紹介してもらった人」というだけで、最初に抱く安心感と距離感は違うはずです。
「人は共通点があれば親近感が湧く」
「人は共通点を見つけた時に距離が縮まる」
これはビジネスでも人生でも役に立つ真理です。
特に営業の仕事をしている人は大切にしてもらいたい考えですね。
目の前にいる人と自分との共通点を見つける術を身につけましょう。
そしてそれを分かち合うコミュニケーション力を身につけましょう。
きっと豊かな人間関係を築くことの第一歩となり、豊かな人生を送るための大切な要素となるはずです。