創業から8回目の決算を迎えて
こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。
1月末で8回目の決算。経営者としてこの第8期が起業後の事業年度で一番焦りを感じた1年でした。我々はありがたいことに創業期から黒字化し連続増収増益成長、前期の7期もほぼ横ばいだったのでずっと右肩上がりの成長過程にありました。今期も赤字になることもなくしっかり黒字化しているものの業績をグラフ化したら創業以来初めてグラフが下にお辞儀した結果です。コロナが発生した時などの社会情勢でも全く動じなかった当社がここにきてはじめて業績が下方したこととなった原因は慢心と油断だったのでしょう。
このように書くと会社がやばいのか?と誤解する人もいるかもしれませんが全くそのようなことはなく、このような厳しい社会情勢の中でも社員の年収は増加したりなど一般的に見れば恵まれている決算内容だったと思います。しかし自分基準で見た時に最終業績数字で過去の自分達を超えることができなかったということなのです。世間様は関係なく常に過去の自分を越えてきていた我々が過去の自分にはじめて負けてしまったのです。確かに社会情勢が厳しくどこも厳しいという声は耳にします。しかしそれを理由にしていたら経営はできません。いかなる状況となっても自己責任で物事を見つめ改善していかなくて反省も成長もできないと私は思っています。
当然業績が落ちたことは良くないのですが、ある意味でこれはこれでよかったなと思うこともあります。普段から合理化して生産性を高める経営をしてきたはずですが、成長し続けてきた余裕から「まあいいか」という油断や慢心といった適当さの幅が広がっていたことに気づきました。余裕があるのとないのではあと一堀りする粘りが違います。慢心時では「まあこんなもんだろ」が厳しい時には「いやもっとあるはずだ」になります。創業1.2年目の頃はそうだったはずなのに。。いつの間にか蝕まれていることに気づけました。
また社員のがんばりが大きな支えだったことも見逃せません。理念に共感しベクトルがあった仲間たちは本当に心強い。苦楽を共にすることでさらにベクトルがあってきたと思います。だからこそ前のブログにも書きましたが「誰をバスに乗せるのか」すなわち誰と一緒にいくのかという点がとても重要なことに改めて気づいたのです。
「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」というセリフが今流行りのアニメにありますが(僕も大ファンです)まさにそのような感じ。と言ってもそんな大袈裟に負けたわけではないのですが、あの頃のストイックさをもう一度呼び覚ましながらも余裕もあるというバランスが取れた働きやすくて成長もしていく会社を創るため、もう一度見つめなおし第9期もみんなと楽しんでいこうと思います。余裕で涼しい顔していた今までと違って結構焦ったなぁという1年間を率直に振り返った感想をここに記して第8期を終わります。
末筆になりましたが、お世話になったお客様、ビジネスパートナーの皆様、第8期も本当にありがとうございました。引き続き第9期もよろしくお願い致します。
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