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2017.12.10 Sunday | Message

「めんどくさい」の感情を大切に

こんにちは。プラザセレクト代表の三谷浩之です。

先日経営者の方とお話をしていたら私と同じ感覚だなっと思ったことがありました。経営のことや業務について話していたら会話の中に「めんどくさい」という単語が何度か飛び交ったのです。ここに日常に起きる様々な出来事へ対応するためのヒントが隠れていると思います。

プラザセレクトでは四半期に1回「振り返り会議」という会議を一日かけて行います。その会議では4か月間一生懸命仕事をしてきた社員達が、「こんなのやっても無駄な気がする」とか「前工程の人がもっとこうしてくれたら自分が楽になるのに」思うことを全て表に出す会議です。ざっくりした表現で言えば、普段仕事をしている時に「これ、めんどくさいなぁ」と思うことを全部言え!という会議です。

仕事ですからどうしてもやらないといけないこともありますが、思い切ってやめてしまっても問題ないことも実は相当数あるものです。それをみんなで「もうこの業務めんどくさいからやめちゃおう」と決めてしまいます。そこまでできない時は知恵を絞って「こんな風にしたらもっと楽にできるよ」という案を出し合って社内の仕組み自体を変えてしまいます。さらには「こんなシステムがあれば手作業が減ってもっと楽になるのに」という話になればそのようなIT機器がないかを探して予算が合えば導入したりもします。

仕事は一生懸命するものという概念が、時に業務プロセスの中で無駄な作業を増やします。よくあるのが意味の無い会議が増えたり、あまり重要でない帳票類を増やしたりですね。その時は確かに何かやっているから仕事をしている気になるのですが、それ自体は何も生産していなくて時間を浪費している場合があります。生産性が落ちますね。海外から見れば日本人の悪い所です。
はっきり言えばそれは仕事ではなく作業です。仕事は何かしらの成果をあげなければいけません。その成果を出す手段として作業があるのですが、同等以上の成果が出るならば作業が少ないに越したことはありません。

我々はそんなことをするのだったら成果が出る最短コースを見つけることに時間を費やし、早く仕事を終わらせて、お客様のために時間を使ったり、自分への投資をしたり、みんなで遊ぼうという考えになる会社です。

「めんどくさい」と思う感情。
怠け者のように思われるかもしれませんが、この感情をうまくプラスに転化できる人が自分らしく人生を歩めるのだと思います。
「めんどくさい」を解決すること、ここから業務における生産性の向上や新しい仕組みやアイデア、日常のシンプルな生き方が生まれてくると私は思います。

何かに追われている毎日が続く時は、仕事もプライベートもこんな視点で日常を見直すと何かのヒントになるかもしれません。

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