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読書レポート_松田/No5


『自分を操る超集中力』 著 メンタリストDaiGo

かつて、両親や祖父に心配されるほど集中力がなく、じっとしていられなかったという著者が、「勉強をして、自分を変えよう」という決意のもと心理学や脳科学の専門書を頼りに集中力を作り出す方法を研究し、”集中力は最短・最速で身につくスキル”であるとしてその方法をまとめている。読んでいると集中力や脳というものについて我々がいくつか誤解していることに気づく。集中力を発揮するときには前頭葉からでるウィルパワーという力を使うことになるが、このウィルパワーが最も消耗する瞬間というのは、作業を行っている時ではなく、作業をやるかやらないかを考えている瞬間であるという。部屋が片付いていないと「部屋の片づけ」というタスクが脳裏をよぎるためその行動の選択によってもウィルパワーを消費してしまう。やるべきタスクに最短距離で向かえる環境を整えることこそが集中力持続のカギであるといえる。また、脳はやりかけのタスクを考え続けてくれているそうで、この無意識の力を使うことでも集中力の持続をすることができる。例えばタスクをあらかじめ15分ほどに短く区切って「もうちょっとやりたかったな」というところで打ち切ってしまう方法などである。脳の仕組みを正しく理解して、行動によって自分をコントロールすることで生産性はあがる。集中力は持っているか持っていないかではなく、うまく引き出せているかどうかという点でとらえながら日々の習慣に落とし込んでいきたい。

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