次のページの見出し

読書レポート_松田/No3


『7つの習慣』 スティーブン・R・コビー著

あらゆる自己啓発本でコミュニケーションやマネジメントに関する様々なテクニック論が提唱される中、それら”個性主義”から”人格主義”へと考え方をシフトさせるという壮大なテーマを持った書。7つの習慣を身につけ、私的成功から公的成功を達成し、それを繰り返し行うことで、人格主義的成功をすることができる。重要となるのは、人間の有意義なあり方を支配する”原則”というものが存在し、それを中心に生活を送るという考え方である。原則というのは逆らうことのできない自然の法則であり、主観にとらわれすぎるとこの原則が見えなくなってしまう。物事を見るときに例えばお金中心だとか家族中心だとか自分中心といったように、何かのフィルターを通して評価や決断をしてしまうことが多いが、原則中心という一歩引いた客観的な見方でとらえることで、物事の本質が見えてくる。そのうえで、客観的な目線で自分がありたいと思うゴールを思い描き、そこから逆算して今現在の行動を評価するというのが正しいセルフマネジメントである。時間は有限であり、現代人は毎日たくさんの選択肢の中から行動を決めて生活している。その決断が未来のありたい自分につながっているかどうかという判断基準ができればいいが、実際はかなり難しい。まずは誘惑を断ち切ることから始め、次にゴールを明確にする時間を設ける。自分の葬式で読まれる弔辞にどんな言葉が並んでいてほしいかを考え、そこから数十年後の自分、数年後の自分、来年の自分と具体的なイメージをつくり、行動指標であるミッションステートメントを作成する。私的成功なくして公的成功なし。テクニックだけで他人に影響を与えることはできないので、この本は何度も読んでさらに理解を深め、7つの習慣を実践する。

© 2021 PLAZA SELECT LTD.