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読書レポート_佐々木有美/No25


『考具』 加藤 昌治著

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせの以外の何ものでもない」本書に書かれていた筆者が思うアイデアの定義です。また「新しい」の定義においても、他の業界でしていることを別の業種で取り入れてみる等、少しだけ新しい事でも「新しい」になると書かれています。私にとって「アイデア」や「新しい」は人が思いつかないような世の中にまだ無いものと思っていたので驚きの定義です。情報を仕入れるための「考具」としてカラーバスについて書かれていました。注目する色を決める事で日常を何気なく過ごしていたら目につかない形や看板のデザインも自然と目に入るようなり色々な情報を仕入れる事ができる手法です。確かに全く興味がない事は目に入ってきませんし、得ようともしません。得ようとしない事柄だからこそ違った目線で見ることができアイデアに活かすことができます。また、ゲーム感覚ではありますが、自分自身が楽しいと思える感覚がなければアイデアとして活かすことが出来ません。カラーバスを実践して情報を仕入れること、そしてカラーバスから得た情報を文字だけでなく絵でも残すことでより一層アイデアとして活かせられるようにしていきます。

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