読書レポート_佐々木有美/No9
- 2018年06月29日
- 佐々木 有美
『「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく』 上阪 徹著
コミュニケーション能力といえば、話すのが上手と思ってしまいますが、実際は話す側と聞く側の双方が上手く噛み合ってこそコミュニケーションが成り立ちます。特に聞く側が上手くなければ、受け取った情報の解釈が異なってしまい、受け答えの内容が全く違うものになってしまいます。本書の中で、自分を大きく見せることをやめるとありました。私も、つい分かったふりをして話を合わせてしまった時があります。自分の評価を落としたくないという勝手な考えからですが、この行為は受取り側がきちんと情報を受け止めておらず、コミュニケーションを止めてしまう原因となっています。聞くという事は相手から学ぶ事であると思い、素直に分からない事は学ぶ姿勢できちんと分かるまで聞くという事を徹底します。また、聞く力がつけば相手が何を求めているのか、相手の事を考えるようになるとありました。自分の話となるとつい言いたい事を一方的に話してしまいがちですが、聞き手の私だったら何を聞きたいだろうか、と話す際に考えて、相手が求める要点がまとめられた心地の良い会話になるようにします。