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読書レポート_大瀧/No45


『カンの正体』著 桜井章一 現代社会では多くの情報が目から耳から入ってくるため、どうしてもそれに依存してしまう。またそれが全てだと勘違いしてしまうこともある。そんな表面的なものに頼っては物事の本質を見抜くことは出来ないし、この社会を強く生き抜くことは出来ない。ではどうすればいいか、というと“カン”を鍛えることと著者は説いている。知識や情報ではない身体で感じる“直勘力”これを鍛えることで悩みが解決したり、状況が好転したりするはずである。本書では直勘力を鍛えるためのいくつかの方法が書かれてあるが、その中でも特に印象に残ったのが子供と大人の価値観の違いである。本書にある例で、子供が茶碗を割ったら叱るかどうかという事例。その茶碗が10万円もするものであれば当然叱るであろうが、100円の茶碗であればおそらく叱らない。この違いはお金という価値観がここに存在するためである。子供からすればただの茶碗であり10万円であろうが100円であろうが同じである。この子供の価値観こそが自然の価値観であり、高い安いや良し悪しといった大人が作った価値観は入っていない。この自然の価値観が直勘力を鍛えるためには必要である。これは一例であるが、自分の中でも経験や知識で固定概念が出来ているのは間違いないので今後は自然な価値観をもって生活していくようにする。
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