読書レポート_三村/No48
- 2021年01月31日
- 三村 信二
『すごい効率化』 金川顕教 著
効率化は当社でも最重要な言葉になっている。創業時から四半期ごとに社員全員が集まり、振り返り会議を実施し、業務の棚卸と整理整頓を行い、特にやらないことを決めることを重点に置いて決定している。これによって組織全体の効率化は間違いなく高まっているので、どんどん自分の仕事は減っていっている。一般的には仕事をしている中でどうしても「やらなければならないこと」の優先順位が高くなってしまう。それをやることによって仕事をしている気になるし、終わらせていくことが一種の達成感になってしまうからだと思う。自身も効率化を意識していてもどうしても目の前の作業に没頭してしまったり、本来の目的を見失って没頭してしまうことがある。そんなに時間と労力をかけても生産性が上がらないことなのに。著書ではそれを無くすための1つの手段として「しないことリスト」を推奨している。タスク管理やToDoリストは誰もが何らかの方法で作っていて、それによってやるべきことが明確になり効率よく仕事をこなしている気になる。もちろん不要という訳ではないのだが、それよりも大切なことが「しないことリスト」。これはほとんどの人がしていないこと。例えば、何らかの定期書類作成に20分以上かけない。パソコンのマウスは使わない。など。やらないと決めたことは絶対にやらない。そうすることで効率は自然と上がっていくし、そうするためのスキルも身に付きレベルアップするので実践する。また、忘れてはいけないのは何のために効率化するのか。ということ。効率化はあくまでも手段であり、目的は他にある。効率化して得た時間で自分が何を実現したいのかを明確にして実践することが重要なので、目的を見失うことなく実践する。