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読書レポート_三村/No36


『なにものにもこだわらない』 森 浩嗣 著

こだわらない、ということにこだわる内容。自分にこだわらないと寛容になれる。自分がこうあるべきだというものがあるから憤ってしまう。自分のこだわりと、世の中が違う、部下が仕事をわかってくれない、取引先の言っていることがおかしいというのは、自分ならこうだ、こうするということ。なるほど。たしかに。逆に言えばそのこだわりが明確でなければ、
相手も憤り良い関係を構築することはできない。また、物事にこだわらないとは考えに固執することではなく常に考え続け最適解を導くこと。経験的にこうだからと思うことは既にこだわりであり経験も成功体験も捨ててみるというもの。こだわらないことというのは難しい。でもこだわると一点しか見えず物事の本質を見失う。本質を把握しこだわらないことによる客観という手法で臨機応変に考えて自由に生きたい。

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