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読書レポート_三村/No31


『最高の毎日を手に入れる人生の10か条』 ジョン・ゴードン 著

著書は色んな悪い出来事があり人生どん底の主人公が、マイカーのパンクにより、2週間バスで通勤することになり、バスで出会った運転手や乗客から「人生の10か条」を教わり、徐々に人生が変わりだすという物語風な内容でおもしろく読みやすかった。人生には試練がつきものだが、ポジティブエネルギーこそが乗り越える鍵だと著者は説いている。そのための10か条をストーリー仕立てで書かれている。そのいちばん大事な要素は「バスは自分で運転する」ということ。自分自身の人生は自分がハンドルを握っている。自分で作ることが可能だということを忘れてはならないということ。ときには人に流されて、言われるがままに行動してしまうかもしれない。だが、本当に大事なのは自分が選択できるということであり、自分が選択した結果だということを受け入れることだと思う。自らが選択した行動だからこそ、自らに責任を持てる。そうでないと人の責任にできるので成長の足かせとなる。また、本書の中で共感したのは「E+P=O」という概念。Eは出来事(Event)、Pは捉え方(Perception)、Oは結果(Outcome)である。人生で起こる出来事は防ぐことはできないが、出来事をどう捉えるかは自分次第。事実は同じでも捉え方は人次第。自分自身が実りのある人生を選べるという確かな事実がここにはあるということ。人生には楽しいこともあればつらいこともある。よく山あり谷ありとも言われているがその通りだと思う。それをいつまでも悔やんだり悩んだりしてもなにも始まらない。私もポジティブエネルギーを燃料にして人生に仕事に取り組んでいく。

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