読書レポート_三村/No13
- 2018年02月28日
- 三村 信二

『ユダヤから学んだモノの売り方』 立川光昭 著
プラザセレクトには「売るのではなく買っていただく」という基本的考え方がある。必要とされる価値を創造すればその商品やサービスは「売る」ことをしなくても「買っていただける」状態にすることができる。これを実現するのは簡単なことではないが、これが実現できればお客様もそして社員にとっても良いことであるのは間違いない。この著書はいわゆるマーケティングに関するものなのだが、何度も目に入ってきたワードが「お客様がいるのか?」「買いたい人を見つけてモノを売ること」。どんなに良い商品や革新的な技術を用いたものであっても、買う人、つまりお客様がいなければ買っていただくことはできない。よく「こんなに良い商品なら買っていただける」「こんなサービスなら喜んでいただける」と売る側の主観で考え、作ってしてしまうことがある。この考え方ではなく「こんな商品があったら買いますか?」とお客様に聞いて買う人がたくさんいるのが分かってから作った方が成功するのは間違いない。当たり前の話だが、これが抜けてしまうことがよくある。聞く時間のロスやスタートが遅くなるというリスクはあるが、今やっている接客の中でもお客様のニーズを聞き出すことはできる。どんな商品だったら買っていただけるのか?を聞き、それを蓄積し、今後の商品創りに活かせるようにしていく。