読書レポート_三村/No53
- 2021年06月30日
- 三村 信二
『ぜんぶ、すてれば』 中野善籌 著
タイトルだけに惹かれてこの本を手に取った。スマホ1つで色々な情報が手に入ったり、発信できる情報過多の時代。将来のことも、周りの人のことも気になる時代において、「今に集中する」ことは難しい。しかし、過去にとらわれず、未来に揺さぶられずに、夢中になって楽しむことができるのは、今このときだけ。その結果は、後にいろいろな形となって巡ってくる。それに、全ては因果応報であり、自分の将来をつくるのは今日の自分である。だから、その自分を妨げるものはぜんぶ捨てて、軽やかに歩いていくことが大切。また、今日できることは、今すぐやることも大切。自分の将来をつくるのは、今日の自分。すべては因果応報。だから、今日の自分を妨げるものをぜんぶ捨てて、身軽に歩いていく。モノを所有することは、不安を増やすことになる。モノを持たなければどこでも新しい生活を始められるし、それは人生の選択肢を広げることにもつながる。本当に残るのは、「形にならない思い」である。叱ったり指摘したりするときに「思い」も一緒に伝えなければ、相手の心には残らない。その形なきものをどれだけ残せるか。それが人としての力量である。最後にもしかしたら明日死ぬかもしれないという考え方も印象に残った。悩まず行動することが後悔しない人生につながる。そう信じて前向きに行動していく。