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IndexText プラザセレクト代表取締役・三谷浩之のブログ

2020.09.13 Sunday | Management

仕事は得意な人に任せる

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷です。

仕事をしているとたくさんのやらなければいけないことがあります。そしてそれはどんどん増えてきますね。皆さんもそういう経験があると思います。実際にそれをどうにかして乗り越えないといけない時期があることは間違いありません。時間に追われ仕事量に忙殺される大変さの中で学ぶことはあります。それによって効率的な仕事のやり方や、何が大切で何が不必要かを判別する能力も身につきます。量稽古によって質が上がるということです。若いうちの数年はそういう時期があってもよいと私は思っています。しかしそれをいつまでも続けていてはいけません。

日々の業務であれをやったほうがいい、これもやったほうがいいとタスクが増えてスケジュールが埋まります。これら一つずつは大した量ではないにしても積み重なると膨大な量となります。やったそうがいい事は山ほどありますし、できることならそれら全てやっていくに越したことはありません。だが残念なことに人の持ち時間は1日24時間と決まっています。全てのことはできません。すると今度はやらないことを決めようという理論となります。しかしこのやらないことを決めるというのはかなり難しい。会社員のほとんどが自分の意思でやらないことを決めることはできないでしょう。相応の権限とやらないでいいことを判別する高い能力が必要になります。会社全体のバランスでどれが効果的でどれが業績にインパクトが大きいかがわからないからですね。そして次に出てくるワードが優先順位を決めるということ。これもまた自分だけの判断は結構難しいです。だから上司は優先順位を明確に示す必要がありますし、部下側もこれはパンクするぞと思えば自分から早い段階でどれが優先順位の高い仕事なのかを確認にいかなければなりません。これがいわゆるホウレンソウ。

まずやらないことを決めるという点を掘り下げると、これはどんどん増えていくタスクの中でいらないものを切り捨てていく作業です。時間をかけて一生懸命やっていたことをやめてしまうのは非常に惜しい。せっかくここまでやったのにという心理が働くからです。これは私も感じますし人間は誰でもあります。ただ仕事がうまくいく人は違います。どんどん切り捨てます。数ヶ月、あるいは年単位で一生懸命やり続けたことでさえ、今この瞬間にもっとそれより効果が大きいものがあればそっちに切り替える潔さ、判断力、決断力を持っています。しかも今の時代は数ヶ月も経たないうちに技術が開発され市場は一気に変化します。こうしようと決めた時から今では状況が全く違うこともあります。準備段階中に状況が変われば即それに対応した動きに変化することは必須です。ただ反面コツコツやっていかなければならないこともあります。これが先に述べたどれが必要でどれが必要でないかの判断となります。時間軸と先を読む高い能力が必要だからこの判断は高度なのです。よってこの判断をするのは上司の役割。そしてその決定に速やかに従うのは部下の役割。上司の判断力が正しければの前提でいえば、そのほうが仕事がスムーズに進み成果も上がるので部下本人にとっても良い結果となるはずです。

次に大切なことは、残った優先順位の高い仕事の中から自分にしかできない仕事と自分でなくてもできる仕事に明確に分けること。そして自分でなくてもできる仕事は全て他人にパスです。このパスする仕事も最初にこの流れでやればいいという形を示さないといけませんし、経験しておかないと気付けないこともあるのでことによっては最初だけ自分の手を動かすことは必要。しかしそれは最初だけ。それをずっとやる必要なありません。一回だけ流れを作れば後はやっといてくださいと頼めば良いのです。

このように人に任せることをしなければ自分の時間がパンクします。そしてもしそのタスクが自分よりうまくできる人がいるならばその人に任すほうが成果物の質も上がります。全てのことをうまくできる人などいません。餅は餅屋ということです。気軽に頼めばいいのです。最近なら外注のサービスもいくらでもあるのだからそれらをうまく駆使して自分は自分にしかできないことに集中する。これが最も高い生産性を生み出します。注意点としてこの理論は会社のバックアップが必須ですから経営側、上司側がみんなが働きやすく、高い成果と生産性を実現するためにその環境を作ることが大事だと思います。

自分の時間と脳を身軽にすることが新たなチャレンジの時間を創出することになりますし、一度に多くの仕事を一気に進めることができる方法です。多くの成果を出すことができる秘訣はここにあります。仕事は抱え込んではダメです。どんどんパスです。

時間は有限。自分の仕事を見直してみましょう!


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2020.08.09 Sunday | Message

強みの認識と強みの活用

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷です。

個人も会社も自社の強みをよく理解できていないことがあると思います。しっかりと自分の強みを認識できていればあらゆる行動根拠がしっかりしてくるはずです。逆に自分の強みを認識できていなかったら最強の武器を使わずに戦っているということになるので力を発揮できていないということになるでしょう。

仕事で外部の方から営業をされることが多くありますが、自社の強みを明確に話せる人は少ない印象です。同時に個人の強みも明確に伝えられている人は少ないです。自分(自社)の常識や当たり前は他人(他社)のそれとは違うことがあります。その違いを明確化して認識と言語化が必要でしょう。

自分たちが「普通」と思っていることが「普通ではない」場合があることを認識しないといけないですね。それができていないとお客様に対してのご提案やサービス提供の場面で、こちらが当たり前と思ってやっていることが相手からしたら嫌な気分にさせることもあります。たぶん皆さんも日常生活で「専門的で説明の意味が分からん」「なんか感じ悪いな」「えっ!それだけ。もう少し対応してくれないとこっちは素人だから自分でするのは大変だろ」と感じたことがあると思います。これってその人の対人スキル問題の場合もありますが、その業界ではそれが普通だったりしているのかもしれません。我々の業界でも古い会社はいまだにFAXが通信手段の主力だったりします。今の時代ならメールやチャットで一発なのに、こちらとしてははっきり言ってとても面倒で時間がもったいないと思います。しかし相手の常識がそれでそう対応されたら仕方ない。この文章を見て「いまだにFAX?」と思う人もいるでしょう。それが自分の今いる場所の当たり前や常識の違いです。

業界の常識のような話になってきましたが本論は「自分の強みの認識」です。本論に戻すと、上記の逆で自分たちが普通と思っていることも他の人から見たらすごいことである場合があります。そこに着目して自分たちでは気付いていない長所を自己認識する事は自分(自社)の強みを最大限に生かすことに繋がります。自分たちがやっていることを外部から見てもらってすごいと思うところを教えてもらうことが必要です。そうしなければなかなか自分たちの強みを認識することは難しいでしょう。なぜなら自分たちはそれを当たり前のように日常でやっているのでそのすごさに気付いていないからです。そういうプロセスを経て自分たちの強みを研ぎ澄ましていく、逆にそれはおかしいぞって思われるところは教えてもらって謙虚に素直に受け入れて改善することが必要。まさしく「いつまでFAX使うのよ」ってことです。

このような強みの認識と活用は個人ではもっと楽な生き方の実践、会社では強い組織、強いチームを作ることに大きく寄与します。正確に言うとそれは突然強くなったわけではなく自己認識によりその強みを最大限に生かすことができるようになったということです。潜在的なポテンシャルの発揮ですね。自分たちの当たり前は当たり前と思ってはいけません。それを認識しましょう!

そしてもしかしたら自分には長所も強みも何もないと思っている人がいるかもしれません。でもそんなことはありません。必ずあなたにも長所や強みはあります。どんな人間にも必ず長所と短所があるのです。すごい人と言われている人にも短所ありです。それは強みが表に出過ぎていて短所が見えにくいだけ。また俺には短所なんかないぜと思っている人の場合は、自分は完璧にできているつもりでも短所は必ずあります。そこは他人に迷惑をかけるほどのことなら改善して、それ以外の小さなことははあまり気にせず長所のほうを研ぎ澄ますことに力を入れたほうがいいと思います。短所があったとしても長所が突き抜けて、研ぎ澄まされていればその短所は人間味になります。完璧な人だなぁとちょっと近寄りがたい憧れの人がお茶目なことをしたらなんだか親近感がわくでしょう。そういうことです。

「強みを認識することで自分をさらに活かせる」「自分の常識は他人の非常識」「長所を研ぎ澄ませば短所は人間味」これが今回のキーワード。
自分や会社をもう一度見直すと、すでにたくさんの魅力を持っているはずですよ。

2020.06.18 Thursday | Message

構想を形にする

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷です。

何かを形にするってとても難しいですね。私も会社を興したのでそれはとても強く感じていることで、同時にそれが最も大事なことだと認識しています。最初は何もないですから小さくても一つずつ形にしていかなければ自分がやりたいことは何もできないのです。まずは自分がやりたいことをするためのステージを自分で作らないといけません。このステップが正直しんどい。会社が軌道にのっても新しく何かをしようとすれば次々とこのステップが現れます。今もなおこのループを繰り返していますが、これに挑戦しているからこそ自分らしく、完璧とは言わずとも自分にとって良い環境を生み出し続けれらているのだと思います。

だから事業をする上では構想を形にすることが絶対条件。そしてそれは個人の人生でも同じことだと思います。「こんなことしたいな」「あれがこうだったらいいな」「こうだったらこんなことできるのに」そんなことを言っていても状況は変わりません。思っている「それ」が必要で「それ」があれば環境がよくなって「それ」があれば力が発揮できるのならば、「それ」をまず作りましょう。冒頭で私が言った自分のやりたいことをするステージですね。誰かが良い環境を与えてくれるわけではありません。残念ながら誰かが自分のためにステージを作ってお膳立てをしてくれることはまずないのです。正直なところみんな自分のことで精一杯です。だから誰かが何かをやってくれるのを待ってもまず実現しないでしょう。それにその人がその人のためにやっているから自分に完全にはまるかどうかも疑問です。だから自分でやったほうが早い!

普通の会社であれば最低限の環境を用意してくれているでしょう。社屋があったり、机や椅子があったり、商品があったり。でもそれだって創業者や先輩たちが何もそこに存在していなかったところから創り出してきたものです。たまたま誰かが先に頑張って形にしてくれたステージの上に自分がのっかってるだけです。それは完璧なものではありません。そもそも完璧など存在しないのだから。だからその既存のステージを自分のためのステージ作りの土台として使って、自分がもっと輝けるように「それ」をブラッシュアップして自分なりの形に変化させればいい。その自分のために形にしたステージがまた次の世代の土台になるのです。これは会社だけでなく家族や個人も同じです。先祖から受け継がれた血があるからこそ家族や個人もあるのですから。自分の代を自分で良い人生にして次世代に託す。大きな目で見ればそれの繰り返しで世界は、人類は、技術は、成長進化しました。会社も家族も個人もその大きな流れの中の一部分です。だからその一部分がよくなれば自分に直接的に関係する毎日は当然のことながら、その積み重ねで周囲やひいては世界も未来もよくなります。

こうすれば、こうだったら、という構想は頭の中にあるだけでは何の意味もありません。形にするのは難しいのです。逆にリスクを冒さず安全地帯で評論するのは簡単。みなさんもあるでしょう、簡単そうに見えたこともいざ自分がやったら難しくてできなかったこと。小さい頃、縄跳び、鉄棒、リコーダー、サッカー、人によって違うと思いますが「そんなん簡単やー」からの「あれ?意外とむずいな」という経験。そう、形にするのはむずいのです。だから挑戦が必要なのです。だからこそそれが形になった時に嬉しいし感動するし自分にとっての良い環境を手に入れられるのです。それがそれに関わって汗を流した人だけが感じられる特権です。

ビジネスの世界で言えば我々は評論家ではなく実務家です。「こんな家がこんな価格であったらいいのにな」を実現することが実務家の使命。実務としてそれを形にしてお客様に喜んでもらうということを形にしなければなりません。「俺たちこんないい家作れるぞ!」と言う構想や評論だけでは誰も買ってくれないし幸せにはできません。

大きなことでなくてもいいのでまずは自分の周りから。ゼロではなくせっかく土台があるのだからそれをうまく利用して自分らしいステージを創りましょう。そしてそれぞれの構想を形にする行動の総和が、会社や家族などという所属する集合体にも良い影響を与えていくでしょう。ちょっとむずい時もあるし、失敗する時もあるかもしれないけど、きっと自分も周りも未来も幸せになると思います。

我々は構想を形にする会社であり続けます。

 

2020.05.17 Sunday | Management

物心両面の豊かさ

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。

当社は理念を経営の軸にしている理念経営を重視する会社。
当社の理念は「我がグループは、必要とされる価値の創造を通じお客様と社員の物心両面の豊かさを追求します」

理念の中にある「物心両面の豊かさ」は生きていくうえでとても大切なことだと私は思っています。私は社会に出た頃から起業すると決めていたので創業前の10数年の間、自分の経験が増えるにしたがって思想をブラッシュアップしながら、どんな会社を創って、社会にどんな価値を生み出し、関わるステークホルダーにどんな影響を与えていく会社になるのかを考えて続けていました。そして行き着いたのがこの経営理念です。

ここで「豊かさ」という言葉をチョイスしたことに大きな意味があります。幸せの追求や多くの人を幸せにするという考え方も浮かんでいたことはありましたが、最終的には「豊かさを追求する」という明確な目的を持った会社にすることにしました。

そもそも幸せとは何か?豊かさとは何か?
これらは人それぞれが決めればいいことですが、私の中では明確な違いがあります。だから社員のことを幸せにする、当社の商品サービスで幸せになってもらうではなく、豊かになってもらうことが存在意義です。

お金がたくさんあって、家族や友人恋人がいて、大きい家に住んで、好きな時に旅行に行って、おいしいものを食べられるということが不自由なく満たされていたら幸せだと私は思います。上記のようなときに「うわー幸せやなぁ」と口にしたこともあります。みんなもあるんじゃないかな。では上記のときに「豊かですか?」と聞かれればなんかしっくりきません。「ん?よくわからん」となります。

直感的になんか腑に落ちないから「幸せ」と「豊かさ」は違うのだと思います。これらのなんとなく違う気がすることに対して明確な答えを自分なりに導いています。

私の答えは 「幸せと思える心を持つことが豊かさ」 

だから幸せと豊かさは違うのです。もしかしたら人によってはお金、家族、友人、恋人、家、食事不自由なくそろっていても幸せと思わない人がいるかもしれません。なぜなら「幸せ」とはその瞬間の個人的感情だからです。そして「豊かさ」とは幸せと感じる瞬間が幾度にも重なり合った状態です。幸せを感じられなければ豊かになれないし、豊かになるには幸せを感じる心が必要なのです。

お金も家も車も家族も友人も恋人も旅行も食事も、持っていない人からすれば贅沢な人生を彩るパーツです。でもそれらを持っているだけでは幸せにはなりません。これらがあることに感謝する心が育まれていないと幸せだと感じないのです。

お金が無くなるかも、誰かに騙されるかも、家族が裏切るかも、恋人が離れていくかも、言い出したらきりがありません。このように「あるもの」に対して不安を抱き始めれば、「なくなる」という不安に心が侵されて不幸になります。逆に「あるもの」がほとんどない状態でも、雨風しのげるだけで、水が飲めるだけで、知らない人だけど笑顔で挨拶してくれただけで幸せだと思える人の幸福度は高いはずです。日本は経済的に豊かな国と言われているのに世界でも幸福度が低い国家です。逆に経済的には豊かとは言えない国でも幸福度が高い国があります。これは心が満たされているという証拠。経済的に満たされていく中でなくなってしまった何かがそこにあるのでしょう。

豊かさは物やお金の量では決まらず、それらは幸せを感じるためのツールでしかありません。それ自体には価値はなく幸せを感じ豊かになるにはそれらをどう使うかが重要なのです。

お金があるなら、そのお金をうまく使うことで選択が広がり、世界が広がり、人間関係が広がり、豊かになります。
家族がいるなら、その人たちを信じ会話し時間と空間を共有し、喜怒哀楽を共にすることで、豊かになります。
食事ができるなら、材料を作った人、自分を想って料理をしてくれた人がいて、おいしいと感じられる体に感謝することで、豊かになります。

物質の量だけを尺度にすれば豊かになれず、瞬間の感情にだけ揺さぶられていては豊かにはなれません。だから日々生きる中で目指すことは豊かさであり、日々の努力はその状態になりその状態を維持することに集中します。感情で移ろいやすい幸せを追い求めるのではなく豊かさを追求することで、結果的に幸せをたくさん感じることができるようになり、それをたくさん集めることで豊かになっていくのだと思います。

会社に集まってくれた人と力を合わせて理念を実現することで、そこに集う多くの人たちが豊かさを手に入れることができる企業を創っていきます。

2020.04.05 Sunday | Mind

価値の創造と価値の伝達

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。

今回は「価値」について社内でもよく伝えることを書きます。当社はブランディングを重要視している会社なのでこのテーマについて何度も私が口にするため社内の考え方として強めに確立されています。

価値にはいろいろあります。Aさんにとっては価値があるものでもBさんにとっては価値がないものということはざら。これをまずは自覚しておく必要があります。企業が商品サービスを作るのも、家族、友人、恋人関係の中で善意で相手に何かしてあげた時にもこの大前提をお互いが自覚していないと変な軋轢が生まれます。

お互いがそれに価値があると認識した場合はHAPPYですから何も言うことはありませんが、もし発信側がよいと思って発信し受信側がその価値をあまり見いだせなかった場合、もしかしたら有難迷惑や小さな親切大きなお世話状態になる可能性もあります。ひどいときは「なんだそりゃ!」という敵意まで生まれるかもしれません。だからもしそれそのものに対しての価値を見出せなくても、その心遣いに価値を見出して感謝の心を持つことや、こちらを思ってくれたことにありがとうを感じる心をまずは育まなくてはなりません。実は受信側の能力が足りずその価値に気づけていない場合もあります。パソコンにあまり詳しくない人にハイスペックパソコンを贈ってもその価値を見出せず、使いこなせず、さほど喜ばれないように・・。その本質を見誤り物質的なものにだけ着目するのはよくありませんね。相手も考えて良かれと思ってしてくれているのです。それはお互い様。お互い様もできず誰かのために考えることもせず行動もせず知らん顔しているよりは何か形を示して動いてくれたほうがよっぽど人間らしいと思います。

と長い前置きでしたが、これらを基にビジネスとして置き換えれるとそもそも「良いものができた」という作り手の想いはあまり重要ではないということなのです。受信側の市場経済、お客様が「これいいね!」と思ってもらうかどうかが最も重要。極端なことを言えば作り手がこれは「俺の作品として全く駄目だ」と高いプライドを持って思っても「これめちゃくちゃいいな!」と市場の大多数が言ってくれればそれは素晴らしい作品なのです。これがビジネスの面白いところ。自己満足ではなく自分以外の人が合格点をくれるかどうかがポイントです。個人間ではよい関係を築くためには受信側の能力が必要だったのですが、ビジネスでは発信側の想いは関係ないけど受信側に良く思われたという結果が大事。発信側はその結果が大事なのだということを理解していることが重要なのです。

そしてもう一つの観点は、価値が生まれたときにそれを誰も知らなければそれはそもそもそこに存在していないと同じだということ。今この瞬間に自分の住んでいる地球の裏側ですごいものが発明されてもそれを知らなければ何の価値もないわけです。それが存在することを知って、それによって自分が得したり便利になったりできて、もしかしたらその使用方法のアイデアや提案で自分でも思いもよらない利益が出ることがわかったとき!!そう、それは価値のあるものになるのです。だから自分の知らないところで価値が生まれていても、自分にとっての最適な使用方法がわからない価値があってもなんにも意味がないのです。

だから「価値の創造と価値の伝達」は常に一対である必要があります。

「今俺こんなの作ったよ」「うちの会社こんなサービスあるよ」「こんな人はこう使えば得するよ」と生み出した価値を正しく伝達しなければなりません。良いものを作れば売れる、良いものだったらわかってくれる、そんな時代は終わりました。それは物がない時代やお金が有り余っている時代の過去の常識です。正しく伝える努力が必要です。

世の中を見極めてこの時代に本当に人々が必要としている商品やサービスを作り出しそれを正しく伝達する。これを疎かにしている企業は滅びます。冒頭にあるように企業だけでなく人間関係も同じく誤解により破綻することもあるでしょう。

思いやりの心を根底に「価値の創造と価値の伝達」をし続けることが企業だけでなくあらゆる組織のリーダーの使命です。

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