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2020.05.17 Sunday | Management

物心両面の豊かさ

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。

当社は理念を経営の軸にしている理念経営を重視する会社。
当社の理念は「我がグループは、必要とされる価値の創造を通じお客様と社員の物心両面の豊かさを追求します」

理念の中にある「物心両面の豊かさ」は生きていくうえでとても大切なことだと私は思っています。私は社会に出た頃から起業すると決めていたので創業前の10数年の間、自分の経験が増えるにしたがって思想をブラッシュアップしながら、どんな会社を創って、社会にどんな価値を生み出し、関わるステークホルダーにどんな影響を与えていく会社になるのかを考えて続けていました。そして行き着いたのがこの経営理念です。

ここで「豊かさ」という言葉をチョイスしたことに大きな意味があります。幸せの追求や多くの人を幸せにするという考え方も浮かんでいたことはありましたが、最終的には「豊かさを追求する」という明確な目的を持った会社にすることにしました。

そもそも幸せとは何か?豊かさとは何か?
これらは人それぞれが決めればいいことですが、私の中では明確な違いがあります。だから社員のことを幸せにする、当社の商品サービスで幸せになってもらうではなく、豊かになってもらうことが存在意義です。

お金がたくさんあって、家族や友人恋人がいて、大きい家に住んで、好きな時に旅行に行って、おいしいものを食べられるということが不自由なく満たされていたら幸せだと私は思います。上記のようなときに「うわー幸せやなぁ」と口にしたこともあります。みんなもあるんじゃないかな。では上記のときに「豊かですか?」と聞かれればなんかしっくりきません。「ん?よくわからん」となります。

直感的になんか腑に落ちないから「幸せ」と「豊かさ」は違うのだと思います。これらのなんとなく違う気がすることに対して明確な答えを自分なりに導いています。

私の答えは 「幸せと思える心を持つことが豊かさ」 

だから幸せと豊かさは違うのです。もしかしたら人によってはお金、家族、友人、恋人、家、食事不自由なくそろっていても幸せと思わない人がいるかもしれません。なぜなら「幸せ」とはその瞬間の個人的感情だからです。そして「豊かさ」とは幸せと感じる瞬間が幾度にも重なり合った状態です。幸せを感じられなければ豊かになれないし、豊かになるには幸せを感じる心が必要なのです。

お金も家も車も家族も友人も恋人も旅行も食事も、持っていない人からすれば贅沢な人生を彩るパーツです。でもそれらを持っているだけでは幸せにはなりません。これらがあることに感謝する心が育まれていないと幸せだと感じないのです。

お金が無くなるかも、誰かに騙されるかも、家族が裏切るかも、恋人が離れていくかも、言い出したらきりがありません。このように「あるもの」に対して不安を抱き始めれば、「なくなる」という不安に心が侵されて不幸になります。逆に「あるもの」がほとんどない状態でも、雨風しのげるだけで、水が飲めるだけで、知らない人だけど笑顔で挨拶してくれただけで幸せだと思える人の幸福度は高いはずです。日本は経済的に豊かな国と言われているのに世界でも幸福度が低い国家です。逆に経済的には豊かとは言えない国でも幸福度が高い国があります。これは心が満たされているという証拠。経済的に満たされていく中でなくなってしまった何かがそこにあるのでしょう。

豊かさは物やお金の量では決まらず、それらは幸せを感じるためのツールでしかありません。それ自体には価値はなく幸せを感じ豊かになるにはそれらをどう使うかが重要なのです。

お金があるなら、そのお金をうまく使うことで選択が広がり、世界が広がり、人間関係が広がり、豊かになります。
家族がいるなら、その人たちを信じ会話し時間と空間を共有し、喜怒哀楽を共にすることで、豊かになります。
食事ができるなら、材料を作った人、自分を想って料理をしてくれた人がいて、おいしいと感じられる体に感謝することで、豊かになります。

物質の量だけを尺度にすれば豊かになれず、瞬間の感情にだけ揺さぶられていては豊かにはなれません。だから日々生きる中で目指すことは豊かさであり、日々の努力はその状態になりその状態を維持することに集中します。感情で移ろいやすい幸せを追い求めるのではなく豊かさを追求することで、結果的に幸せをたくさん感じることができるようになり、それをたくさん集めることで豊かになっていくのだと思います。

会社に集まってくれた人と力を合わせて理念を実現することで、そこに集う多くの人たちが豊かさを手に入れることができる企業を創っていきます。

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