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読書レポート_藤井/No48


『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』 著 

倉貫義人 社会に出て一番最初に教えられるのが「報告連絡相談=ホウレンソウ」だと思う。本書は現代の会社生活では一段上のコミュニケーション方法として「雑談相談=ザッソウ」が重要だと記している。効率化を求めるあまりメールやチャットツールだけでやりとりをしていると、そこに「自分は人間としての価値を求められている気がしない」と考える人が増えてきているらしい。そもそもチャットツール等は信頼関係がある上で更に業務のスピードを上げるために用いるもの。その前提が崩れてきているチームにこそ、雑談というアナログ的なコミュニケーションが重要だと筆者は記している。本書を読んで自分なりに学んだことは、どんなにデジタルが進んだ時代であっても、人は他人との直接的な交流から得られる安心感が無いと不安になる。ということである。雑談というのは滞りなく会話のキャッチボールが続くものだと思う。つまり相手や相手の発言内容に興味を持ち、自分なりの考えを投げ掛けたり共有するもの。改まってプレゼンを行うよりも、相互理解を前提とした雑談内でこそリラックスして柔軟な意見が出せるのだと書かれている。ただし常に業務内容の雑談だけでなく、時には意味の無いようなくだらない雑談を積み重ねていくことで、「この人は話しやすいな」「これくらいの意見なら取り入れてもらえるかも」という安堵感や信頼に繋がっていくのではと学ぶことが出来た。立場が上の人間側からこそ、様々なジャンルの雑談をチームに持ち掛けることが結果に繋がる一番の要因である。自分の業務に手いっぱいになるのではなく、チームスタッフに雑談を持ちかけられる余裕作りも今後は行っていく。

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