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読書レポート_藤井/No40


『寄り添うツイッター』 著 キングジム公式ツイッター担当者

企業がSNSでアカウントを運用するのも今では珍しくなく、むしろ当たり前と言われている時代ですが、その「はじめの一歩」はどうスタートしたのか?どうやって見る人に受け入れてもらえるアカウントに成長したのか?本書では実際の担当者が任命されるところから、ひとつひとつのノウハウを「見つけて」成長する過程が書かれています。読み終わって学んだことは、新しいものへの挑戦をし続けること。小さな試みをまめに長く続けること。型に嵌りすぎず広い視野で運用すること。この3つです。毎日何かしら新しいサービスが生まれている現代では、新しい何かに挑戦しないことには成長はありえません。本書の担当者もツイッターの存在すらよく知らない。という所からのスタートでした。そして、小さな試みを毎日毎日繰り返すことで昨日と今日、午前中と夕方、先月と今月といった違いや上手くいく法則が見えてくる。社内でも「トライアンドエラーを早く何度も行え」と言われています。トライアンドエラーの数だけブラッシュアップでき完成度が上がっていくからです。最後の「型に嵌りすぎず」という部分は、正にSNSらしさ。だと読んでいて感じました。企業の軟式アカウントはブームが去った兆しがあると言えど、やはりSNSを運用する一番の目的は「お客様とのコミュニケーション」だと私は考えています。従来の宣伝やお知らせだけではなく、運用する側の趣向や人間らしさを見てくれるお客様の日常に溶け込むように発信していくことが、SNS運用において一番大切ではないかと学ぶことができました。「人力でやっているからこその何か」を届けられなければ、これからの広報活動ではお客様に見てもらえなくなってくるはずです。社内の広報活動を見直し、機械的すぎないように改善を繰り返してより良い情報をお届けできるようにしていきます。

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