読書レポート_藤井/No38
- 2020年03月31日
- 藤井 まどか

『さりげなく「感じのいい」人』 山﨑武也 著
「この人感じがいいな」は何となく日常の中で感じることがあります。しかし明確にその人の何が感じの良さとして表れているのか、あまり考えることはありません。仕事をする上だけではなく、人間関係を築く日常生活にも役立てると思い本書を選びました。本書を読み終わって感じたこと、こうすれば良いのかと感じたのは「柔軟な人間であること」でした。真面目でありながらも自己開示を楽しくできる。どんな相手でも相手と同じ目線で話ができる。大きい諍いを避けるために小さな衝突を恐れない。などです。文字で見ると簡単そうですが、いざ自分が当事者になると中々冷静に対処できないのでは?と読みながら感じました。柔軟な対応ができること、それは自分自身の余裕にもつながります。どんなことでも自分に余裕がなければ相手を心地よくすることはできません。「感じのいい」対応は、自分の心のゆとりの上に成り立つのだと、本書で学ぶことができました。ではその余裕を生むにはどうすればいいか?柔軟な対応に必要なことは何か。私なりの学びは、「こうだ!」と思ったことを実践する前に必ず反対の感情や可能性を考えてから動くことです。もちろんこれも簡単ではありませんが、それだけで話をしている相手や周りの人を再認識することができますし、周りが見えれば自分の中に余裕も生まれます。「この人感じが良いな」「心地が良いな」と思ってもらえるように、まずは「思考即行動」ではなく「これの反対は何か?」を考える習慣をつけていきます。