読書レポート_藤井/No22
『人がうごくコンテンツのつくり方』 髙瀬敦也 著
ホームページや新しい事業など、ここ最近は特に「コンテンツ」というものに触れてきました。そしてその度に、「コンテンツ作りが1番難しい」と思うのです。本書ではそんなコンテンツの生み出し方や、何が良いコンテンツであるか、が記載されています。コンテンツはいかにして生み出すか?それはもちろん「こうしたい!」という思いから生み出されます。しかしここで注意するべきこととして、「手段が目的になってはいけない」と書かれてあります。よく言われることですが、混同しがちです。コンテンツは出来上がったあとも変化が求められるので、「目的」がしっかりとしていないと何をどう変化させればいいか分からなくなり困る。ということでした。また、良いコンテンツとはつまり、「人間の生理に合っているもの」であること。人間の生理=欲は普遍的なので、そこから外れたものはヒットしないという意味です。スマホが当たり前になった現代では、スマホ対応していないコンテンツは軒並み衰退しているのが良い例でありました。これは読んだ時に、「確かに!」と思ったと同時に、忘れがちだなあと感じた部分です。様々なターゲットは設定するものの全ては人間であり、そこには共通の普遍的な人間の生理がある。この大前提なくして良いコンテンツは生まれないのだということを本書からは1番強く学びました。今も新しいコンテンツの創造に携わっていますが、本書の学びを生かして、画面の向こうの「人間」が心地よくなる内容や仕組みを考えていきます。