読書レポート_藤井/No56
- 2021年09月30日
- 藤井 まどか

『アウトプットがすごい人の時短のキホン』 著 各務昌久
ここ数年で仕事は時間よりも中身の質だ、という意見を様々なメディアで見聞きします。時間に捕らわれず質を高める方法、つまり成果を伴う時短方法には何が必要か?というのを本書では細かく表現してくれています。特に学びとして得られたのは「まずは3日後に提出する」ことと「紙ファイルを活用する」ことの2点です。中間報告が大切だということは、業務をする上でプラザセレクトでも上司からよく言われることですが、「中間」という曖昧な表現を「とりあえず指示されてから3日後」と決めて動くことで、一旦自分の手元から作業を手放すこともできるし、上司とのコンセンサスも取ることができ、最終形への大きな時短になります。2つ目の「紙ファイル」ですが、プラザセレクトでも多くの電子データや電子マニュアルを活用しています。しかし電子には電子のデメリットもあるため、昔ながらのアナログを上手く併用することで、電子データだけよりも効率よく業務をすすめられるということ。実務でもアイデア出しや依頼書のラフ制作、指示事項のメモ取りなどは手書きの方が断然早く済んでいることを思い出し、使い分けの重要性に気付くことができました。本書全体を通して、上手に時短ができるコツは「自分から動く」ことが大前提にあるということも学びの一つです。「待つ」という時間は何よりも自分の時間を無駄にしますし、アウトプットも生み出さないので、自分で動く、自分から一歩踏み込んで質問をする。という社会人としての基本に立ち戻り、成果を伴った時短を実現していきます。