読書レポート_三谷/No39
- 2020年04月30日
- 三谷 浩之
『営業はいらない』 三戸政和 著
私自身が営業マンだったためタイトルが衝撃的だが当社もこの方針に沿って数年前から努力し、住宅不動産業界でインサイドセールスを確立するという理想を持っている。我々のような住宅不動産業界は営業が完全にゼロになることはないと思っている。なぜなら高額商品であり、買い方が複雑で、誰かがアテンドしなければ契約や名義変更ができないからだ。そういう意味では営業は必要。売るというより不動産を取得するためのプロセスと長所短所を正しく説明する人という職種が必要であると考えている。一般的な売るという行為を営業と定義するならば、プラザセレクトも営業はいらないという方針だ。我々はお客様が欲しいと思う商品を開発し、その商品がお手頃な価格でお届けできる原価管理に努力し、それらを正しく世の中に広めるブランディングに心血を注ぐ。これが業務プロセスの中で大切な部分だ。そしてWEBからお問い合わせいただいたお客様に対して、メールや対面などでお話をよく聞き当社の商品がそのお客様の生活を向上させるものである時に、商品の長所短所を過不足なくお伝えし購入していただく。ここでは「売る」という行為ではなく「買っていただく」を目指していることが当社のポリシーであり一般的な住宅不動案会社との明確な違いだろう。この営業をなくしてWEBのみで売る、社内システムの整備で人を極力介さずに販売管理を行うというプロセスを住宅以外の事業で本書に例が上がっている。私が会社を興したころから目指していた販売方法の理想が本書には書いてあった。はっきり言ってまだまだ理想には程遠いが、これができればお客様も社員もストレスを減らし時短ができる。それによりさらにコストを下げることができてもっとお買い得の商品を作ることができる。オンラインで話したり飲んだりが当たり前の時代が一気にやってきた。この流れに乗って新たな常識を浸透させる会社となろう。