読書レポート_三谷/No23
- 2018年12月31日
- 三谷 浩之

『10年後の仕事図鑑』 堀江貴文×落合陽一 著
最近はAIがどんどん社会に進出してきている。インターネットの出現から世界は一気に変わった。歴史で習った産業革命など過去の転換期はこのような感じだったのだろうか。時間や距離という概念が明らかに以前とは違う。それも1年と言わず数ヶ月や数週間単位で変化している。情報の流れが高速化し、広がり方が別次元になっているからだろう。そんな中で本書はこれからの仕事について書かれている。当たり前の話だが、何かが生まれれば今までの普通が普通でなくなる。今この文章もパソコンでうち、ワンクリックで世界中の人がアクセスできるところに投稿できているが一昔前ならあり得ない事である。本書にあるようにAIが発達すれば、人がやっていた仕事の多くは奪われるだろう。しかし同時にそれらを使いこなせれば、今より格段に早く正確に多くの仕事ができる。すなわちもっともっと価値を生み出すことができるという事でもある。何度も本書にも書かれているが、AIで仕事を奪われると悲観的に思うよりも、それらを使ってどうすればもっと価値を高められるかを考えることが大事である。そしてやはり人でなければできない仕事が確実にある。人同士のホスピタリティ溢れる仕事がその一例だ。そして仕組みを作ることもそうである。夢を持ち新たな可能性を切り拓くことも人間しかできない。自分にしかできないことに注力して作業レベルのことはAIに任せる。これで仕事の幅は一気に増える。その上自由に使える時間を多く確保することができるようになるはずだ。今一度自分の価値が最大に高まるための自分らしさ、自分にしかできない強みを再認識しなおす時代に強制的になってきている。取り残されてはいけない。柔軟に変化することが大事である。