読書レポート_三谷/No12
- 2018年01月30日
- 三谷 浩之
『数字は人格』 小山昇 著
最近小山社長の本をよく読んでいる。なんとなく手が伸びているのだが、経営をする上での格言が率直な言葉で書かれているので頭に入りやすい。数冊読めば傾向がわかるがだいたい同じことが書かれている。しかしこの同じことが書かれているということは結構すごいことだ。大切なことを角度を変え、言い回しを変えて、何度も何度も言う事でそれが浸透する。一度言われただけでできる人はいない。これは社員教育に通じる。本書の内容ではないが、この出版方法が見方を変えると良い勉強になる。私も毎週1時間程度経営理念を社員に伝え続けている。毎週やっているから同じことを100回以上は語っている。その繰り返しが組織に風土を浸透させる。聞いている人は、その時のタイミングで入り方が違う。何度も何度も言い続けることで伝わることもある。相手の心にストンと落ちて実行できるようになるにはタイミングが必要だ。そのグッドタイミングはいつ来るかわからないから、私は言い続け伝え続けている。社員教育はコツコツとやっていくことが重要だと認識している。
本書の内容としては、社長として大事なことが書かれているのだが、最も重要なことは資金繰りのこと。プラザセレクトも1月末が決算のため決算数字をまとめている最中だ。創業以来、PLだけでなくBSの美しさにはこだわりながら経営してきた。社長業も3年やればだいたいわかってきたこともある。会社としての財務を私がしっかりしておくことで、社員も思い切って業務に当たれるし、会社としても新たな挑戦ができる。良い業績が出ている今こそ襟を正しておかなくてはいけない。