読書レポート_三谷/No11
- 2017年12月28日
- 三谷 浩之
『儲かる10億円ヒット商品をつくる!カテゴリーキラー戦略』 松村勝+吉田隆太 著
当社も創業3年を次の1月でむかえることができた。創業年から利益が出て右肩上がりに成長できているのは最初に創った住宅ブランド「リラクス」のおかげである。当然それらを支えてくれた多くのビジネスパートナー様には感謝と恩義を深く感じている。リラクスは私が住宅を建てるならこんなのがいいなと思ったエッセンスを組み込んでいる。少しでも安く、でもオシャレに、そして自分のこだわりは守りたい。相反するもののバランスを取りながら出来上がったのがリラクスである。そのリラクスも建てるたびに改善を繰り返しとても良い商品へと成長していると手前味噌にも感じている。本書では「カテゴリーキラー」を「カテゴリーブランド」に育てるとある。これはわかっているようで明確ではなかったため本書を読んで一番よかったことである。カテゴリーキラーとは、「競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業」のこと。なんとかリラクスはこれに近い形となって会社の成長エンジンとなった。これを継続的に買っていただくためにバリエーションを派生させながら連続性を生み出すことが大事だと本書には書かれている。「一定の商品群・品揃えを持ち、1つのカテゴリーとして認識されるブランド」をカテゴリーブランドと定義。お菓子や飲料ではわかりやすく、〇〇味とかでバリエーションを増やしているのをよく見る。住宅不動産業における、そしてリラクスにおけるカテゴリーブランド化を検討し商品化していくタイミングが来ている。