読書レポート_三谷/No10
- 2017年11月29日
- 三谷 浩之
『新卒採用力が会社の未来を決める』 小山昇 著
株式会社武蔵野の小山社長の著書。私自身も会社員時代に武蔵野さんの研修に参加させていただいたこともあり小山社長のセミナーも直接受講している。その時から小山社長のおっしゃることは本質をついていることばかりだと感銘を受け、いくつも武蔵野さんの取り組みを真似させていただいた経験がある。私の立場も変わり経営者となってからも小山社長の経営のやり方はとても参考になっている。我々プラザセレクトもあと少しで3期目が終わる。ここまで順調に成長できたのは良い人財に恵まれていたからである。リスクを承知で創業期から一緒に苦楽を共にしてくれた仲間、その後に一人また一人と仲間が少しずつ増えた。会社の地盤はこの2年でほぼ固まってきたため第3期の終盤は新しい仲間集めにも力を入れた。しかし今期仲間になってくれた一人はすごい逸材だったことを除いてはその後良縁には恵まれていない。そんな時に本書に出会った。新卒採用は今後の我々の課題。この本を参考に来期以降に備えていこうと思う。小山さんは一貫して価値観が合うかどうかを重要視している。それは我々も同じである。我々は特に理念経営の色が強い会社。それに共感してくれなければ業務スキルの話までいかない。本音はどんどん採用したいところだがグッとこらえて今後もこの理念への共感、価値観の統一は大事にしていこうと改めて決意した。またそのために求人活動において「届く言葉」を使うということが今後取り組むべきこと。我々が望む人はこういう人であるということを、事業活動をする時の広告と同じようにキーワードを決めて短い言葉でわかりやすく伝える。そんなキーワードをもっと研ぎ澄ましていくことが、価値観が合う人をグッと引き寄せる第一歩であることを学んだ。採用活動も戦略的に行うことが大事なのだと改めて思い知らされた一冊であった。