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読書レポート/三谷_NO3


『チームのことだけ、考えた。』 青野慶久 著

サイボウズ株式会社の創業者である青野氏の著書。当社もグループウェアはサイボウズを使っているし、愛媛創業のサイボウズは四国を拠点としている我々からしても親近感が湧く。創業時からの苦労話もありながら、会社の方針がどのようにできたか、それをどう落とし込んでいるかが明確に書かれている。創業期の我々にはとても参考になる。その中で「多様性」を追求するという方針を打ち出している。100人いれば100通りの人事制度があって良いとも言っている。私もかなり柔軟な考えで経営していると思う。私の言い方なら、当社は自由な会社を目指している。自由を手に入れるためには、それに伴うとても大きな壁があることも最近よく感じる。本書の後半にも、多様性を重視するからこそ発生する問題もあると記されている。しかしそれらを乗り越えずしてサイボウズがミッションを達成することはありえないとも。世界で一番使われるグループウェアメーカーになるというミッションを掲げるサイボウズ。そのために多様性を重んじる組織を作ると言行一致で経営されている。プラザセレクトもにこっを集める企業となるミッションがある。そのために自由をどのように形としていくか。我々も壁を超えて実現していくための参考になった。

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