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読書レポート_三谷/No52


『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』 竹之内教博 著

全国にリラクゼーションの「りらくる」を展開した創業者。7年で直営600店舗以上を出店し大成功を収めた経営者だ。私も行ったことあるしかなり多くの人がマッサージで訪れたことがあるのではないかと思う。誰でも知っている店舗を全国に広めることは本当に凄いことだと思う。そして現在はその会社を売却して本書のタイトルのように270億円を手にしあらゆる事業のプロデュースをされているようだ。りらくるでの経験と成功がその力を生み出しているのだろう。その成功の秘訣が本書に書かれているのだが、それが著者が一貫して言っている『成功しているものを真似ること』だ。徹底的にパクるということを実践して成功してきた。私も経営の上でうまくいっている事例を結構パクる。これに抵抗がある人は会社だろうが個人だろうが伸びが遅い気がする。うまくいっている人に聞いてそれを真似るほうが早いに決まっている。新しいものを生み出せとか、誰もやっていないことをやれと成功の秘訣でよく言われるが全く逆の考えだ。本書でも「今この世に存在しないビジネスはそれが誰もやったことない初めてのものだから存在しないのではなくすでに誰かがやったけど残らなかった、要するにうまくいかないビジネスだった」という見方をしているのが新鮮である。大半のことはすでにこの世にあるということだ。このように物事の本質を捉えて見ているところが著者の成功の要因だろう。他にも多くの学ぶべき本質的な言葉があった。「私が新たに始めるビジネスに求めたのは横展開しやすくて成功している前提があるビジネス」「人が気持ちにブレーキをかけてしまうような少しでも苦痛に感じるような仕事を仕組み化することで働く人の気持ちを楽にしようと考えた」「1番になる方法は1番の人が知っている」「一番になる方法を知るには1番の人に聞くのが早い」どれも自分の仕事にすぐ使えたり検証しなおすことができることばかりだ。ビジネスをやる上でとても参考になる考え方とやり方が書かれていて取り入れやすい事例がたくさんある一一冊。短期間に直営店をここまで伸ばした実践的で合理的な経営者としての感覚は流石だと思う。当社も創業から今まで順調に成長してきたがこの辺りでもう一度初心に返りビジネスの広がりや既存のビジネスモデルを見直していく。

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