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読書レポート_兼松/No.12


『一番わかりやすい整理入門』澤 一良 著

時短家事や節約術に関するテレビ番組が人気になるほど、今や注目のキーワードになっている「整理収納」。家中を片付けることはないにしても、自分の机、自分のクローゼット、会社の机など、雑然としていると不便な場所はたくさんある。その整理収納を他者にレクチャーすることができる資格「整理収納アドバイザー」になるためのテキストである本書を読んで、第三者のための整理収納を学んだ。ちなみに、アドバイザーという資格なだけあって、ただ単に第三者のために整理整頓をしてあげるのではなく、整理整頓することができるプロセス、考え方を提案することが目的。何事においても表面だけキレイになっても根本がダメではいけない。そして、その第三者に整理収納を諭すステップとして最も大切なのはヒアリング。これは、住宅購入時のお客様に対して行うヒアリングと通じるものがあった。例えば、しっかり聞くことが大切であること。具体的な困り事を聞いて、それを解決するとどうなるのか、どんな暮らしができるのか、そもそもどんな暮らしを求めているのかを考えてもらう。話の背景、考え方の背景にある根本的な原因が浮かび上がることもある。そのようにしっかり聞くことで、お客様の暮らしを尊重した上での提案ができる。hearではなくlistenが大切である。hearは自然に「耳に入ってくる」音を聞くことを表し、listenは自ら「耳を傾けて」音を積極的に聞くことを表す。今後、私もお客様に接する際にはhearではなくlistenを心掛け、お客様をファシリテイトできるようになる。

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