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読書レポート_兼松/No.3


『40歳が社長になる日』岡島 悦子著

本書は題名のように企業したいような人に向けただけのものではなく、新時代の扉を開くためのルールを学ばせてもらえるものだった。自分はまだ若い方だから大丈夫…だなんて、まだ先の話だと思っていたら「時すでに遅し」状態になってしまう。人生100年時代。一定の危機感を持って生きていきたい。未来は極めて不確実である。消費者ニーズは多様化し、移り変わりも速いし商品やサービスの寿命も短くなっている。このような時代では、企業は顧客とともにビジョンを創っていく必要がある。本書で言うビジョンとは、ミッションを実現するために具体的に何に取り組むかという指標だ。顧客の消費活動や購買意欲を促す潜在的な欲求のスイッチ、すなわち「顧客インサイト」をあぶり出し、商品やサービス開発に反映させていかなければならない。そして、これからはリーダーが先頭に立って旗を振るスタイルではなく、現場が見つけ出した顧客インサイトを意思決定に役立てる「逆転のリーダーシップ」が必要になる。経営判断の場で、現場の人間としてしっかり声をあげていけるよう、今は多くの経験をさせてもらえていることに感謝し、視点を広げていきたいと思う。

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