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読書レポート_大瀧/No10


『スタバではグランデを買え!』吉本圭生

日常の生活用品やサービスなどが同じものなのに違う価格で売られている理由がいくつかの事例を交えて書かれてある。それが何かといえば『時間と手間』である。※本書では『取引コスト』と呼ばれるものである。自分が何か商品やサービスを購入するときに対価としてお金を払っているが、その商品やサービスだけでなく、『時間と手間』に対してもお金を払っている。一番身近な例はコンビニとスーパー。何百mと少し歩けば大きなスーパーがあるのにコンビニで商品を買うのは何百m歩くないし車で行くことに対する『時間と手間』を払っているわけである。当たり前のようなことであるが事例が分かり易く、なるほどと思う部分も多かった。モノやサービスや人や情報について、探す、知らせる、分ける、結びつける、運ぶなどをおこなうことで何らかの取引コストを節約するような仕事が大きな価値を持っていて、自分も日常でそういうサービスに対してお金を払っている。そういうサービスを提供できる人は①自分に何ができるかを自覚して、確実におこなうことが出来る(一定以上の責任感がある)②相手がどういったことを望んでいそうか想像できる(いろいろな状況を想定できる)③論理的にあるいは熱意・誠意をもって、説明する能力が一定程度ある④自分がミスをすることを前提に重要な点は他人に確認を依頼することをいとわない。の4つの能力が求められるとあり、要は自分を客観視出来るかということだと思う。ありとあらゆるモノとサービスが溢れている時代であるが『取引コスト』という概念と客観視する目線があれば、そこにはなにか良いビジネスが隠れていそうな気がする。日常でも『取引コスト』と自分を客観視することをやっていく。

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