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読書レポート_三村/No22


『儲けのしくみ』 酒井威津善 著

新しいビジネスモデルを作った人が「人が困ったり面倒だと思うことにビジネスチャンスがある」「固定概念に捉われないで柔軟に考えれば新たな商品やサービスが生まれる」とよく耳にすることだが、そうはいってもなかなか思い浮かぶものではない。自分もそうだが、大抵日々の業務に追われ頭と心に余裕がない状態の時に、何かが浮かんだりすることがない。常に何かを発想するという意識が乏しいからだと思う。そして画期的ななにかを生み出すような天才的な頭脳があるわけでもないので、このような著書に発想の手伝いをしてもらおうというわけである。冒頭に書いたようなことも当然書いてあるのだが、多数の事例が端的に書かれていて発想のヒントになるものであった。自分たちが普通にしていることでも他人から見ればすごいことであったり、逆にとても面倒だと思ってしていることが、他人から見れば容易にできることであったり。そこに実は隠れた需要があったりする。結局欲しい人がいなければそれはビジネスとして成立しなし、自分の経験や自分の扱う商品やサービスにどんな可能性が秘められているか分からないので、まずは「面倒だな。」とか「こんなのあったらいいな。」と感じたことを常にメモに書き留めていき、それを見直す時間を創ることから始める。

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