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読書レポート_藤井/No30


『本を読む人だけが手にするもの』 藤原和博 著

社会人になって、学生時代よりも多く「本を読みなさい」と言われる機会が多くなったと感じています。もともと読書は好きでしたが文学書しか読んだことが無く、自己啓発やビジネス書には抵抗がありました。本を読むことで想像力が養われたり語彙力や日本語力が高められるのは解っていましたが、難しい内容のビジネス書を読まなければいけない理由が分かっていなかったのです。本書では本を読むことのメリットとして、「著者を通してその人の体験を自分の体験とすることができる」と書かれています。人間一人の人生で「体験できる」時間は限られています。様々な状況で「できない」ことも多いです。でも読書をすることで自分が絶対に知り得ない世界のことを知ることができ、全く興味のなかった分野に共感したりする。そうして自分の中に知識と体験が積み重なることで世界が広がり、明確なゴールのない「人生」というものを生きる上で少しでもプラスになると紹介されていました。本を読むことで「そうだったんだ!」「知らなかった、感動した」という経験は誰もが一度はあると思います。そういった大きな感情の揺さぶりだけでなくとも、誰かの経験や知識を凝縮した書物を読むということは、知らず知らずのうちに脳内に知識による経験が蓄えられているのだと学ぶことができ、これからは好き嫌いせず様々なジャンルの本を読んでいこうと思えました。

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