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読書レポート_三谷/No14


『日本電産永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方』 田村賢司 著

20代の頃から日本電産の永守社長の本はよく読んでいた。一代で世界に誇る日本を代表する企業へと成長させた永守社長の経営手腕はとても学びになる。とても情熱的で熱い、パワーが溢れ出ている経営者だと思う。言葉に強さと優しさがしっかりと込められていて、何が何でもやりぬくんだという気概を感じる。ただイケイケだけではなく、とても計算高く采配をされている印象もある。多くの点に学ぶべきところがある方である。そして本書は、その永守社長が過去話したことをまとめ、解説している本である。本書の内容を見て自分でも襟を正す。永守社長の言葉で、「情熱・熱意・執念」「知的ハードワーキング」「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」の3つは有名である。言葉だけ取れば猛烈な感じだが、永守社長はすでに今政府が推進している働き方改革に向け、2020年度に残業ゼロを掲げて長時間労働を減らしている。凡才が天才に勝つには量だとおっしゃっているが、脳みそに汗をかくということでハードワーキングにも「知的」とある。生産性をいかに高めていくかということを率先してやろうとしており、「すぐやる」とおっしゃっているように企業としても産業界全体の方向性を大企業としての責任とし示している。生産性を上げるための設備投資も多額に行っているらしい。まずは経営者がどうするか方向性を決め、決断し、実行に移すことが大切である。企業の大小があっても、それは経営には必ず必要な要素。まずは志や未来を示し、引っ張っていくリーダーであることが自分にも求められている。私も社内では理念を語り、方向性を示し、戦略を落とし込んでいるが、これらのエネルギーとスピードが落ちないように日々自己を見つめなおし鍛錬していく。

 

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