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読書レポート_三谷/No7


『未来の年表』 河合雅司 著

これから日本は世界中の誰も体験したことのない少子高齢化社会が本格的に現実化する国家となる。地方の小さい会社の経営者としてもこれは大きな問題である。特に地方になればなるほど早くその影響を受けるだろう。ビジネスをするという以前に人がいなくなるという問題は努力ではどうにもならない。人がいないとは、お客様の絶対数が減るというだけでなく働く人自体も減る。現実に既に採用難は中小企業に大きな打撃を与えている問題として顕在化している。これらを日々考えているとタイトルを見るだけでこの本を手に取ってしまった。本書にはショッキングな数字が統計として出ている。例えば我々の住宅業界に特に影響を与えるだろうことは①ひとり暮らし社会の本格化、それも若い人達ではなく75歳以上のひとり暮らしが増える。ひとり暮らしの高齢化問題である。②3人に1人が65歳以上の超高齢者大国、これも①につながることだが介護する人が増える中でその介護者まで高齢化という恐ろしい状態となる。③全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる、新築が建てば建つほどこの数は増えるだろうし、何より空き家が多いということは災害や環境、景観の悪化へとつながる。今後我々の業界でもこれらの対策を考えていく必要がある。これら以外にもまだまだ深刻な問題はあるが時代の流れに柔軟に変化しながら会社を成長させなければならない。そして法人として存在している限り社会に対しても何らかの貢献が必要。よって会社の成長と共にこの社会問題に対しても我々ができることを考えていかなければならない。まだ具体的に見えていないがこれらの問題はすぐ近くまで来ているということを忘れず経営判断をしていく。

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